SSH通信

日誌

スーパーサイエンス講座「答えがないから面白い~探究・研究の意義&研究プロセスと学びの技法~」

9月12日(火)、これからいよいよ探究活動の実践に入る1年生が、共愛学園前橋国際大学の大森昭生学長よりご講義いただきました。探究の意義や研究の方法に加え、社会の課題についても学ぶことができました。「Society5.0の次は何ですか?」「数ある中で大森学長がヘミングウェイを研究されようと思われたのはなぜですか?」「ChatGPTを研究に使ってもよいですか?」といった質問に、さらに深掘りされたお話を伺うことができました。

群馬県SSH等合同成果発表会に参加しました

9月9日(土)に行われた「令和5年度群馬県SSH等合同成果発表会」で、理科部物理班、地学班から3組が発表を行いました。大学の先生や他校の生徒との活発な質疑応答は、今後研究活動を進めていく上で大変参考になりました。

SSH生徒研究発表会@神戸

8月8日(火)から8月10日(木)にかけて、神戸で行われるSSH指定校による研究発表会へ参加してきました。
自分たちの発表もさることながら、全国の高校生の発表や質疑応答に大きな刺激を受けてきました。

 

  

 

探究Ⅱ「データサイエンス講座」

本日、データサイエンス講座として、2名の講師をお招きし、第2学年を対象として講義をしていただきました。

暑さ厳しい中でしたが、生徒は熱心にメモを取りながら講師の話を聞いていました。

ところどころ生徒同士の話し合いを挟み、わかりやすくデータやアンケートの扱いに関する基本をお話ししていただきました。今後の探究活動をする上で大変参考になりました。

  

第1回SSH海外オンライン研修

アクロン大学(米国 オハイオ州)の教授でポリマーの研究者である三好利一先生によるオンライン研修を行いました。今回は、遠くサウジアラビアからのリモートで講義でした。桐高出身の先生がアメリカで活躍されるまでのいきさつや、日米における研究生活の違い、研究を続けるために必要なチャレンジ精神など、これからの学習や進路決定のヒントになることをたくさん教えていただきました。第2回は12月、アメリカからの予定ですが、今から楽しみです。

探究Ⅲ口頭発表会

第3学年の代表班による発表が行われました。発表者は、これまでの研究の成果を対面で1,2年生に伝えることができました。指導助言者としてお招きした群馬大学の大澤研二先生、弓仲康史先生、共愛学園前橋国際大学の張信愛先生、唐音啓先生からは、改めてテーマ設定の大切さや研究の進め方、資料や情報の扱い方等をご指導いただきました。先生方のご指摘や鋭い質問に、新しい課題を多く見つけることができました。1,2年生はこれからが本番です。今日学んだことを糧として頑張ります。

  

  

桐生市役所意見交換会

本日、15:10~16:00において桐生市役所の方々と意見交換会を行いました。

桐生市は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて優れた取組を提案する都市として、令和5年5月22日付で国(内閣府)から「SDGs未来都市」に選定されました。令和5年度は、本市を含む28の都市が選定されました。(桐生市HPより抜粋)

生徒からMAYUの新ルートの提案がなされたり、積極的な意見が出されたりしました。

桐生市の総人口は約37年後には半減すると推計されます。将来人口の増加につながるアイディアを未来ある生徒たちと共に考えていけたらと思います。

 

テーマ検討会

5月23日(火)の5・6限は、各領域ごとに大学から講師をお招きし、テーマ検討会を行い、ご助言をいただきました。

今回の検討会では、これまで決定した各班の研究テーマ、課題設定の理由、調査方法などを発表し、生徒同士で質疑応答をしました。

事前に発表すべき内容を暗記し、練習を重ねていても大学の教授を前に発表するということで、とても緊張している姿が見られました。人前でプレゼンテーションをすることの難しさを改めて知ることができました。

最後に各講師より、講評をいただき、プレゼンテーションの基本から専門的なアドバイス、多面的なアプローチを提案していただくことができました。

今回の検討会を通して、さらに深まった研究になることを期待しています。

  

MAYU班の様子

 2学年・探究Ⅱ「MAYU領域」において、群馬大学大学院理工学府教授の天谷賢児様、群馬大学大学院理工学府准教授の野田玲治様、株式会社シンクトゥギャザー代表取締役社長の宗村正弘様、株式会社桐生再生の登丸貴之様にお越しいただき、電気自動車の活用を軸とした地域活性化に向けた講義をしていただきました。

 生徒たちは、環境やエネルギー、MAYUの基本構造、地域活性化に向けたMAYUの活用の事例についての講義を受ける中で、自分たちの研究に向けた意欲を高めていました。

 MAYUの試乗では、「スピードが速すぎず、外との一体感があるので手を振りたくなる」、「窓がないから風が気持ちいい」、「席が近くてコミュニケーションがとりやすい」などの感想がありました。

 今後、予定されているテーマ検討会に向けて、議論していきます。ありがとうございました。

  

R5.04.18 2年 探究Ⅱ

2年生探究が本格的に始まりました。

1年生の探究とは違い、各クラスの生徒が10の分野に分かれて、1年を通して探究を深めるテーマ決めを行いました。

先行研究の有無やデータが手に入るかどうか、などの観点から検討していました。

テーマ設定の難しさを感じながら、担当の先生との対話を通して学びを深めていました。

スクールサミットに参加しました

4月9日(日) G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合機運醸成事業「スクールサミット」がGメッセ群馬で開催され、3年生3名が発表してきました。テーマは「MAYU(低炭素スローモビリティ)の活用」です。またとない機会に、生徒会や一緒にMAYUについて研究してきたメンバーも駆けつけ、それぞれ意見を発信してきました。有識者の方や群馬大学の留学生からアドバイスをいただく等、大変意義深い時間をもつことができました。

1学年 探究基礎Ⅰ 情報科学講座

3月2日(木)の6限の探究基礎Ⅰの時間に情報科学講座を実施しました。

近年、目まぐるしく進歩しているAIやデータサイエンスなどの情報技術を背景に新たに開講された講座です。

本日は群馬大学理工学府 茂木和宏 先生をお招きし、大学で行われている研究の紹介やそのテクノロジーの説明を行って頂きました。

問題解決の意味を生徒たちへの問いかけから始まり、機械学習の技術の進歩についての内容でした。

なぜIT技術があるのか?というテーマでは、例えば人手不足など、困っていることを安価に解決することもIT技術の役割ということなど、テクノロジーの意義についても触れました

生徒たちは思ったことや考えたことをワークシートに記入し、本日の講演で得られた気づきをまとめていました。

 

1学年 探究Ⅰ 校内発表会

1月31日(火)4・5限に1学年の探究Ⅰの校内発表会が行われました。

昨年度はコロナの影響により会場を分散して実施しましたが、今年度は体育館にて発表会を行いました。

群馬大学、共愛学園前橋国際大学の10名の先生方をお招きし、生徒たちの研究発表について指導・助言をいただきました。今日の発表までに1学年は、「桐生学」と題して大学等の外部の先生方をお招きし、課題解決に向けた研究活動を行ってきました。

今年度はSSH4期目の初年度であり、理数科の40名についてはプログラミング講座が行われ、プログラミングを駆使し、RasberryPiと呼ばれる小さなコンピュータや各センサを用いた研究も行われていました。

本日の発表を終え、各大学の先生からは

「プレゼンテーションを通じたコミュニケーション力が今後の探究に生きてくることや、普段の授業が自分の考えを伝える力を培うことができる基礎となる」と講評をいただきました。

また、「熱心に取り組んでいる様子が印象的。大学生さながらの内容にも関わらずしっかりと取り組み、桐生高校、そしてSSHの取り組みの大きさを感じ、今後の探究活動に期待したい」と生徒へのエールを送っていただきました。

2学年からは本研究が始まります。桐高生のさらなる飛躍に期待しています!

 

2学年 探究Ⅱ 校内発表会

1月27日(金)に2学年全体で探究Ⅱの校内発表会が行われました。

生徒たちが4月から主体的に取り組んできた研究の成果をポスターにまとめ、発表しました。

群馬大学と共愛学園前橋国際大学の先生方にお越しいただき、「聴衆の気持ちを考えながら話す」、「適切な数値化をする」、「質問をする前提で発表を聞く」など話す側と聞く側の両方の立場に対するご助言をいただきました。

次の口頭発表会と報告書作成に向けて引き続き頑張ります。

1学年理数科 プログラミング講座6

 今年度のプログラミング講座は、本日で最後の回となりました。1~4回ではRaspberryPiやPythonの基礎、各種センサー類の扱い方などを学びました。そして前回からは、班ごとにテーマ・課題を設定し、IoT機器の組み立てやPythonでのプログラミングに挑戦しています。

 プログラムの実行時にエラーが出てしまったり、センサーからデータをうまく取得できなかったりと、四苦八苦する様子があちこちで見受けられましたが、群馬大学の先生方やTAの方々の力を借りて問題が解消できたときには、とても嬉しそうに声をあげていました。また、休み時間になっても手を休める生徒はほとんどおらず、真剣な眼差しでモニタや回路をのぞき込んでいる姿が印象的でした。

 講座としては今回で終わりになりますが、研究を進めた成果を1月に発表する予定です。休み時間や放課後の時間を利用して、研究を継続していくことになります。どのような成果があがるのか、とても楽しみです。

 群馬大学理工学府の中沢先生、茂木先生、またTAとして補助してくださった学生の皆様、教材の作成や機器の設定、生徒への指導など、お忙しいなかご協力いただきありがとうございました。

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1年理数科スーパーサイエンス講座④

今回は群馬大学教育学部 日置英彰先生とTA6名をお招きして化学系・実験実習講座「化学発光と生物発光」と題して実験・実習講座が行われました。
 

はじめに熱による分子運動によって発光する仕組みについて学びました。その後、ルシフェリン(ルシフェラーゼによって酸化されて発光する物質の総称)とルシフェラーゼ(酵素)のはたらきによって発光する実験を行いました。

ホタルの発光酵素でもあるルシフェラーゼの発光現象について分析をすることで、課題に対して各班で話し合うことにより仮説を立てました。そろぞれの班が知恵を絞り、試行錯誤を行いながら実験を行いました。
高校1年生のこの時期に大学の研究室さながらの実験・研究、発表ができたことは、生徒たちにとって、とても貴重な体験をすることができたのではないかと思います。
 

1学年理数科 プログラミング講座5

 これまでのプログラミング講座では、Raspberry piに接続したセンサー類から取得したデータを、Pythonプログラミングで処理する手順について一通り学習してきました。

 5回目となる今回からは、自分たちで課題・テーマを設定し、各種センサー類の接続やプログラムのコーディングを自分たちで行うことになりました。

 今回はゼロの状態から、機器の接続を自分たちで行わなければなりません。そのためか、暫くの間は作業が進まない生徒もたくさんいましたが、いざ進み始めるとアイデアがたくさん浮かんでくるようで、あれこれと活発な意見交換をする様子が見られました。

 これまで扱っていない機器の接続や、複数センサー類からのデータ処理など、これまでより一歩進んだ内容に挑戦しようとするグループも多く、群馬大学の先生方やTAに積極的に質問する生徒がたくさんいました。

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第2回SSH海外オンライン研修【3ヵ国同時中継:アメリカ・スイス・日本】

 12月3日(土)にSSH海外オンライン研修が、本校視聴覚室で開催されました。7月に行われた第1回と同じく、講師はアメリカ合衆国オハイオ州にあるアクロン大学で教授を務める三好利一(みよし としかず)博士です。三好博士は本校のOBで、母校の生徒のために時差があるにもかかわらず、ご協力いただいております。

  三好博士が担当している3人の大学院生、1人の大学3年生、そして、スイスでポスドクとして研究している中国出身の女性博士Yang Yao氏にお声がけいただき、なんと3ヵ国同時中継で研修を行いました。なんとスイスの時刻は午前0時過ぎでした。Yang博士、ありがとうございました。

  時差の関係で、まず三好博士はスイスで研究しいてるYang博士を紹介してくださって、Yang博士がまず講話をしてくださいました。中国の大学を卒業して、ドイツの大学で修士を取得し、そして現在はスイスで博士として活躍しています。とても柔らかい笑顔の素敵な優しい方で、大変興味深い話をしてくださいました。生徒たちが真剣に話を聞き、その後、英語で質疑応答を行いました。

  次に三好博士がアクロン大学の3人の大学院生とペンシルベニア州にあるカーネギーメロン大学で勉強している3年生をオンライン上に招待してくれました。このメンバーはアメリカ、中国、そしてネパール出身で、まず自己紹介をしていただきました。その後生徒たちとゲストスピーカーの4人とブレイクアウトルームに分かれ、グループごとに、英語でやりとりをしました。生徒たちは積極的に英語で話しかけたり質問を聞いたりして、興味津々の様子でした。大変盛り上がり、大幅に時間を延長して行われました。英語で積極的にコミュニケーションをとろうとする生徒の姿はとても立派でした!

  アメリカだけではなく、様々な国の出身の方々や、実際にさまざまな国での留学経験のある大学生や博士と話すことができ、「カルチャーショックの経験はありましたか」とか「留学したときに何が一番大変でしたか」などの質問を聞いて、海外に興味がある生徒が現実的にイメージでき、とても貴重なアドバイスをもらうことができました。「この話を聞いて、自分も世界で活躍したい!」と思った生徒が何人もいることでしょう!実際に海外で研究することを考えている生徒もおり、三好博士やYang博士から、「そのときはうちの大学がリクルートします!」と言っていただきました。

 コロナ禍でなかなか海外研修は難しい状況ですが、この経験ができて、生徒たちの視野が広がったと思います。これからの生徒の行動に変化が起こり、行動が変わり、将来、世界を舞台に活躍できることを期待しています!

  三好博士に厚くお礼を申し上げます。このきっかけを作ってくださって、本当にありがとうございました。Yang博士、真夜中にもかかわらず、ワールドカップの話やスラムダンクや名探偵コナンの話まで混ぜながら、海外で研究することの楽しさを伝えてくださり、ありがとうございました。アクロン大学等に通う大学生、大学院生のみなさん、たのしい英会話のお相手をありがとうございました! 

 また、来年度(令和6年度)も三好博士のご協力でSSH海外オンライン研修を行います。来年はどのようなゲストが登場し、どのような研修になるのか楽しみです!

 

 

 

小学校出前授業

2年生探究のMAYU領域の12名が、桐生市立北小学校と桐生市立西小学校で「私たちの力で地球温暖化を防止しよう」というタイトルで出前授業を行いました。桐生市と群馬大学などが連携し市内を運行している低速電動バスMAYUに小学生と一緒に試乗し、MAYUの魅力や自分たちにできる環境保全について考えました。ひたむきに耳を傾け、独創的なアイデアを次々生み出す小学生の皆さんから教わることも多く、貴重な時間を共有することができました。

 

1学年理数科 プログラミング講座4

 今年度第4回目となる、1年理数科対象のプログラミング講座の様子です。前回に引き続き、アナログ信号をデジタル信号に変換して処理することに取り組みました。

 今回は主に「圧力センサー」と「加速度センサー」から取得したデータの処理に挑戦しました。また「サーボモーター」の接続も体験しました。

 圧力センサーの接続では、前回の照度センサーの処理を応用してLED点灯から始めました。一つのLEDのON・OFFができた生徒は、3つのLEDを接続して圧力に応じて点灯パターンを変えたりすることにも挑戦しました。

 講座としては、今回で最後となります。次回からはいよいよ自分たちでテーマ・課題を設定し、これまで学習した内容を踏まえてIoTプログラミングに挑みます。どのようなアイデアが出てくるのか、どんなプログラミングを駆使した成果物を制作し、課題解決できるのか、今から楽しみです。

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