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日誌
1学年理数科 プログラミング講座⑤
今年度のプログラミング講座も、5回目の実施となりました。今回も群馬大学大学院理工学府より中沢先生と茂木先生にお越しいただきました。
前半4回では、デジタル信号やアナログ信号の扱い方などについて学びました。今回からは、いよいよ班ごとのオリジナルIoT機器製作が始まりました。
各班が事前に「テーマ設定」「解決したい課題」「課題を解決するためにどのようなIoT機器を製作するか」などを検討してきました。今回はそれを群馬大学の先生方やTAのみなさんに説明し、助言・指導をしていただきました。
実際に回路作成やプログラムのコーディングが始まると、生徒達が先生方やTAのみなさんに次々と質問をしている様子がみられました。どのようなIoT機器が出来上がるのか楽しみです。
1学年理数科 プログラミング講座④
今年度のプログラミング講座も4回目の実施となりました。班ごとのテーマ検討に入る予定でしたが内容を変更し、群馬大学の中沢先生に、サーボモータについてお話をしていただきました。
まずはサーボモータを回路に接続し、中沢先生が用意してくださったプログラムを用いて動作させる練習をしました。コードを見て、どのような処理が記述されているのかを確認しました。
その次には課題に取り組みました。内容は「前回使用した照度センサーを用いて、サーボモータの動きを制御する」というものです。前回や今回のコードを参考にしつつ、それぞれ自分たちで回路作成・コーディングに挑戦しました。回路上でそれぞれの部品やセンサー類をどの位置に接続するか。そして、プログラムはどのように書けば思い通りに動くのか。生徒たちはかなり苦戦している様子でしたが、上手く動作したときにはガッツポーズや歓声があがり、とても嬉しそうにしていたのが印象的でした。
次回からはいよいよ班ごとにテーマ検討・IoT機器製作になります。
1学年理数科 プログラミング講座③
10月8日に実施された講座の様子です。前回までの講座では、センサーからデジタル信号を取得し処理する方法をを学びました。今回はアナログ信号の処理に挑戦しました。
まずはLEDと照度センサーを使って回路を組み、アナログ信号について学びました。照度センサーを手で覆ったり離したりすると、LEDの明るさが変化することを確認しました。その後はアナログ信号をプログラムで処理するために、AD変換器を回路に組み込んでデジタルデータに変換する手順を学びました。
次回以降は、班ごとに課題(テーマ)を設定してIoTプログラミングが始まります。複数のセンサー類やWebカメラ、サーボモータなどを組み合わせて機器を製作していきます。
1学年理数科 プログラミング講座②
10月1日(火)に実施した2回目の講座の様子です。講師として群馬大学理工学府より中沢先生と、前回から引き続き茂木先生にお越しいただきました。
今回の講座では、デジタルのセンサー類接続に挑戦しました。「温度・湿度・気圧・ガスセンサ」と「距離センサ」の2つを使用しました。
前回の講座に比べて、配線や入力するプログラムが難しくなりました。ただその分、センサーからの値を上手く取得できたときには、とても嬉しそうな様子でした。
次回はアナログデータの処理に挑戦する予定です。
1学年理数科 プログラミング講座①
9月24日(火)に、今年度第1回目のプログラミング講座を実施しました。今年度で3年目の講座となります。
昨年度に引き続き、群馬大学理工学府より茂木先生を講師としてお招きしました。またTAとして群馬大学の学生の皆様にもお手伝いをしていただきました。
今回は第1回目ということで、IoTプログラミングの基礎を学びました。始めにRaspberry Piを起動し、ターミナルからコマンドで命令を入力する練習をしました。
次はいよいよ回路を組んでプログラムを作る練習です。今回はLEDを回路に組み込み点灯や点滅させる練習(いわゆる「Lチカ」)に挑戦しました。次はプッシュスイッチを回路に追加し、ボタンのオンオフでLEDを制御する練習をしました。プログラムには、情報の授業で教わった「Python」を使用しています。
次回以降はさらに様々なセンサー類を使用する練習をします。最終的には生徒がそれぞれテーマを決めてIoT機器の作成を目指します。どのようなものが出来上がるのか、今から楽しみです。
令和6年度 SSH海外オンライン研修
8月9日(金)8:30~10:30 ハーバード大学分子細胞生物学部脳科学センターの主任研究員を務める『天羽龍之介』先生によるオンライン研修を行いました。アメリカでの生活やご自身の経験を交えながら、研究内容を高校生に分かるようにお話してくださり、生徒の研究や海外への関心が高まる貴重な時間となりました。
探究Ⅱ スーパーサイエンス講座 データサイエンス講座
7月2日(火)第2学年を対象にデータサイエンス講座として、2名の大学教授にお越しいただきました。
関教授(群馬大学情報学部)は ~データ解析の基礎~
奥田教授(共愛学園前橋国際大学)は ~統計学の基礎~ をテーマに講義していただきました。
生徒は熱心にメモを取りながら講師の話を聞いていました。
アンケートの扱いに関する基本的なことや、観測や実験で得たデータの扱い方を学ぶことができ、
今後の探究活動(課題研究)をする上で大変参考になりました。
スーパーサイエンス講座①「プログラミングと動作制御」
理数科1年生を対象としたスーパーサイエンス講座の様子です。講義内容は「プログラミングと動作制御」です。講師として、群馬大学大学院理工学府より山田功先生にお越しいただきました。また5名の学生のみなさんにも、TAとしてお手伝いをしていただきました。
今回は「レゴマインドストーム」を使用し、「模造紙に描かれた道に沿って自動で走る車の製作」に挑戦しました。車に組み込んだセンサーから取得した値を使って道を検知しますが、始めのうちはなかなかうまく走らず四苦八苦していました。少しずつプログラムを改良し、何度も何度も試走を繰り返すうちに道に沿った動きができるようになり、コースを一周できたときには拍手や歓声が沸き起こったりもしました。
2学年MAYU班 「地域力による脱温暖化と未来の街~桐生の構築」講座
2学年・探究Ⅱ「MAYU領域」の生徒16名を対象に講座を行いました。
5月7日講義「地域力による低炭素社会構築Ⅰ」:講師 群馬大学大学院理工学府 天谷教授・野田准教授・小島様
21日講義「電気自動車MAYUの特徴と使い方」:講師 (株)シンクトゥギャザー 宗村社長・ゆっくリズム研究所 登丸所長 群馬大学 野田准教授 小島様
地元桐生市では電動コミュニティーバス「MAYU」を用いて、脱温暖化に貢献している事例などから、
個人だけでなく地域の力で脱温暖化に向けた取組について考える機会となり、
MAYUの特徴を学ぶことと、実際に乗車を体感したことを基にして、桐生市での有効利用について考え、
探究活動を行っていきます。
テーマ検討会
5月14日(火)の5・6限は、各領域ごとに大学から講師をお招きし、これから進めて行く課題研究についてのテーマ検討会を行い、ご助言をいただきました。
今回の検討会では、これまでに決定している各班の研究テーマ・課題設定の理由・調査方法などを発表し、生徒同士で質疑応答も行いました。
最後に各講師より、講評をいただき、プレゼンテーションの基本から課題への専門的なアドバイスをいただきました。
探究基礎Ⅰ スーパーサイエンス講座
理数科を対象にスーパーサイエンス講座を実施しました。今回は「化学発光と生物発光」について学びました。実験では各班で仮説を立てて、意欲的に取り組む姿が印象的でした。発光する物質を見つける実験を行っている班もあり、活発に実験を行う様子がみられました。
1学年 情報科学講座
2月13日(火)の探究Ⅰの授業時間で「情報科学講座」を実施しました。今回の内容は、1学年生徒全員を対象としたIoTプログラミングの入門です。講師は理数科のプログラミング講座でお世話になった、群馬大学の茂木先生と中沢先生です。
micro:bitという教育用のマイクロコンピュータを使用し、IoTプログラミングの基本を学習・体験しました。簡易的なコンピュータといっても、温度・明るさ・加速度などの様々なセンサーやジャイロ・無線などかなり多くの機能が組み込まれており、アイディア次第で多種多様な簡易IoT機器を作成することができます。
今回は時間の都合でブロックプログラミングでのコーディングが中心となりましたが、ブロックで作成したプログラムをPythonコードで表示してチューニングする手順なども紹介していただきました。
1学年 探究Ⅰ 校内発表会
第1学年探究Ⅰ校内発表会を1月30日(火)に実施しました。群馬大学および共愛学園前橋国際大学の先生方を講師にお招きし、保護者の方々の参観もある中で、生徒の発表が行われました。
4月から「学びの技法」を習得し、2学期には桐生学講義やプログラミング講座で知識・技能を身につけ、それらを生かして各班の興味に合わせたテーマで研究してきた成果をまとめました。準備期間は短かったですが、それぞれに結果や考察を整え、「研究発表」の1ループを実践・体験できていたと思います。
今日までの探究では、失敗も多く起こっており、発表自体も巧くできなかったと感じる生徒が多い締めくくりとなりました。大切なのは、これで終わりではなく、次にどう繋げるかです。ここでの失敗や上手くできた経験、気づけた視野や新たに生まれた課題などを、2年生での探究Ⅱに生かし、今回の数倍の達成感を味わえる仕上がりを目標に、探究活動を続けていってほしいと思います。
今回お越しくださった各大学の先生方、ならびにご観覧いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
2学年 探究Ⅱ 校内発表会
1月26日(金)、共愛学園前橋国際大学および群馬大学より講師をお招きし、第2学年探究Ⅱ校内発表会を実施しました。今年度は保護者の方も参観していただきました。
1年生の「学びの技法」から始まった探究活動のまとめとなりました。各班が、目標立て、データの収集、データの考察などで、班ごとの問題に長い時間をかけて作成してきたものを発表しました。
探究はこれで終わりではなく、ここでの疑問・課題を大学進学後の研究にもつなげてほしいです。
探究基礎Ⅰ スーパーサイエンス講座
理数科を対象にスーパーサイエンス講座を実施しました。今回は「アスピリン腸溶剤はなぜ胃を通って腸で溶けるのだろうか」について、各班で仮説を立てながら、実験を通して、理由の特定に挑みました。薬液を用いて、仮説にそった実験を行う様子は研究者そのものですね。活発に実験を行う様子がみられました。
1学年 探究Ⅰ
1月16日(火)の探究の時間では、校内発表会に向けての作業を行いました。
桐生学の班はポスターの製作が終了しており、各HRで発表の練習をしました。持ち時間に合わせられるように、原稿内容を再考したりしました。
プログラミング講座の班は、昨年末まで製作・実験を継続していたため、ポスターデータの作成や原稿検討が主な作業となりました。
1月30日(火)が校内発表会の予定です。今年度は保護者の方にもお越しいただく予定です。充実した発表会となるよう、内容をしっかり練りこんでいければと思います。
プログラミング講座 第8回
今回の講座で、いよいよ最終回となりました。各班が様々なセンサーやモータ類などを接続した回路を作成し、それをもとにプログラミングに取り組みました。
群馬大学の先生方やTAのみなさんに指導していただけるのは本日が最後ということで、放課後になっても多数の班が残って作業をしました。群馬大学のみなさんも予定した時間を過ぎているにも関わらず、会場に残って生徒への指導を続けて下さったのは大変ありがたかったです。
今後は、1月の発表会に向けてのポスター作成や資料作成などに作業が移っていきます。どのような発表になるのか、楽しみにしていたいと思います。
プログラミング講座 第7回
班ごとのテーマ研究も進み、進みが速いところでは、試作したIoT機器をテスト稼働させる班もありました。思うような結果が出なかった場合はプログラムを見直したり、機器の接続を再確認したりと試行錯誤している姿が見られました。
群馬大学のみなさんの助言やアドバイスをいただけるのは次回が最後となります。作業が遅れている班も、試用・稼働できる機器を作れるように作業を進めていく予定です。
プログラミング講座 第6回
第6回目となる今回の講座は、前回に引き続き班ごとのテーマ研究となりました。それぞれ解決したい課題に合わせてセンサー類をRaspberry Piに接続したり、それらのセンサーから取得した値を処理するためのプログラムのコードを書いたりなどしました。
思うような動作をしなかったときには、群馬大学の先生方やTAのみなさんに手助けをしていただきました。各班とも少しずつ目指すものの形が見えてきました。次回以降は、作成したIoT機器を実際に稼働させてテストする段階に入っていきます。どのようなものができてくるのか、楽しみです。
R05.11.14 2年 探究Ⅱ 出前授業(MAYU領域)
11月14日(火)探究Ⅱ「地域力による脱温暖化と未来の街~桐生の構築」が実施され、
「MAYU領域」の計12名の生徒が、それぞれ桐生市立北小学校と桐生市立西小学校に伺い、出前授業を行いました。桐生市の取り組みの説明、MAYUの乗車体験などを通じて、小学生と一緒に地球温暖化を防ぐ対策などを考え、楽しく交流することができました。
プログラミング講座第5回、桐生学研究
プログラミング講座第5回、桐生学研究の様子です。
それぞれの研究テーマに向けて、実験装置の作成、フィールドワーク、情報収集等を行いました。
プログラミング講座 第4回
今年度第4回目となるプログラミング講座を11月7日(火)に実施しました。
これまでは講義形式でRaspberry PiやPythonを用いての電子工作の基礎を学びました。今回からは、生徒がそれぞれ課題を設定して、それを解決するためのIoTプログラミングに挑戦します。
始めに、TAから課題設定の考え方について、見本を示しながらお話をしていただきました。その後、班ごとに具体的な課題設定を始めました。はじめはイメージが湧かずテーマ設定に四苦八苦している様子が見られましたが、各班にTAについていただき対話を重ねるうちに、具体的な流れのイメージができ始めました。早速、回路作成やコーディングを始めた班もありました。
筑波研修2日目(1学年理数科)
2日目は筑波大学、高エネルギー加速器研究機構または国際農林水産業研究センターに行ってきました。筑波大学では学生との懇談会があり、大学生活の具体的な様子を知ることができました。研究機構、研究センターでは研究者の研究内容についての説明を受けました。生徒たちは研究者に憧れてさらに勉学に励んでいけると思います。
筑波研修1日目(1学年理数科)
毎年恒例の筑波研修に行ってきました。1日目午前は4つのコース(地質標本館、物質・材料研究機構、食と農の科学館、理化学研究所)に分かれ、午後はJAXA筑波宇宙センターでの研修を行いました。机上の勉強では体験することのできない、貴重な経験ができたと思います。
プログラミング講座 第3回
10月31日(火)に実施したプログラミング講座第3回目の様子です。
前半は、前回に引き続きアナログ信号の扱い方について学びました。作成した回路に照度センサーや圧力センサーを接続し、Pythonで記述したプログラムでセンサーから値を取得して表示しました。コードを改良し、値の変化に応じてLEDを点灯させる、といったことに挑戦した班もありました。
後半は、前回簡単に学んだ複合センサーモジュールについて、再度学習をしました。ターミナルにコマンドを入力しマッピングを確認したり、Pythonのコードを記述してセンサーからのデータを読み込んだりしました。
次回からはいよいよ各班で課題を設定し、オリジナルのIoT機器の作成に入ります。どのようなアイデアがでてくるのか、今から楽しみです。
科学英語講座(第1学年)
10月24日(火)の5限と6限の時間に、群馬大学理工学府より海野教授をお招きして、「科学英語講座~将来に向けた英語の学習~」が催されました。
前半パートでは英語を学ぶ意義について、最近話題の生成AIの話も交えながらご説明いただきました。後半パートでは、海野先生の海外での研究経験の話や、英語で発表・英語で論文書きを行う上でのポイントなどをお話しいただき、英語の有用性や英語を扱う上での要点などを具体性をもってお伝えいただきました。
生徒たちは、英語の学習について、新たな視点でとらえることができるようになり、多くの生徒が英語学習に向けての意欲を向上させることができているようでした。
スーパーサイエンス講座③
10月23日(月)に、理数科1年生を対象としたスーパーサイエンス講座を実施しました。今回は群馬大学大学院理工学府より石間経章先生にお越しいただき、「流体力学」についての講義を行っていただきました。
前半は「流体とは?」といった話を、中学校で学んだ内容も絡めてお話いただきました。
後半は班ごとに分かれて、実験を行いました。厚紙で小皿のような容器を作り、その中にビーズを入れます。小皿の横からドライヤーで風を送るのですが、「どこに切り欠きを入れると、効率よく全てのビーズが排出できるか」という実験です。
切り欠きの位置が悪いと、中でビーズが渦を巻いてしまったり、四隅に多くのビーズが残ってしまったりと、なかなかうまくいきません。生徒たちは「空気の流れ」を意識しつつ試行錯誤を繰り返して、効率よく空気が流れる形を作っていきました。
探究Ⅰ・桐生学研究(第1学年)
10月17日に,これまで受けてきた桐生学講義で得た知識や1学期に理解した「学びの技法」を活用して,いよいよ桐生学のミニ研究が始まりました。今回は共に研究を行う班分けを行い、フィールドワークやアンケート調査を行う上での進め方を学びました。次回に向けて、生徒は研究テーマ案を考えていくことになります。
プログラミング講座 第2回
10月17日(火)に、第2回目のプログラミング講座を実施しました。講師は前回に引き続き、群馬大学大学院理工学府の中沢先生と茂木先生です。
前回はRaspberry Piの基本的な使い方や、LEDを使用して簡単なpythonプログラムの処理手順などを確認しました。今回はまず初めに、前回の回路にプッシュスイッチを追加して、ボタンの状態に応じてLEDをON・OFFするプログラムに挑戦しました。画面ではON・OFFが切り替わってもLEDが点灯しなかったり、LEDの点灯・消灯が逆になってしまったりと悪戦苦闘している姿も見られましたが、上手く仕上がったときはとてもうれしそうな様子が見られました。
LEDの後には、温湿度・気圧・ガスを計測できる複合センサーを扱いました。時間の都合などもあり今回は簡単に触れる程度となってしまいましたが、次回以降時間がとれれば具体的な処理の体験をする予定です。
ここまではディジタル信号について学びましたが、最後にアナログ信号の基本を学習しました。照度センサー・LED・抵抗を用いて回路を作り、照度センサーの状態に応じてLEDに加わる電圧が変わる(明るさが変わる)ことを体験しました。次回以降は、アナログ信号を処理するプログラムにも挑戦する予定です。
プログラミング講座 第1回
10月3日(火)、1学年理数科生徒を対象とした「プログラミング講座」の第1回目を実施しました。Raspberry Piというミニコンピュータを使い、IoTプログラミングを行います。
群馬大学理工学府より、講師として中沢信明先生と茂木和弘先生にお越しいただきました。また、TAとして研究室の学生のみなさんにもお手伝いをしていただきました。
今回は初回ということで、Raspberry Piの基本的な使い方から学びました。ターミナルを起動しコマンドを入力することで、ディレクトリの移動やファイルの作成など、基本的な操作をまず体験しました。
その後はいよいよプログラミング実習です。電子工作では基本となるLEDを点滅させるプログラムに挑戦しました。まずは必要な部品を接続し、回路を作成します。その後、Pythonというプログラミング言語を使用し、LEDを点滅させるプログラムを入力しました。
1回で点滅できた班もあれば、うまくいかない班もありました。点滅しないときはどこが悪いのか、回路が間違っているのか、プログラムが違うのか、一つずつ切り分けをして問題を修正し点滅させることができました。またLEDの点滅間隔を変えてみたり、LEDの数を増やしてみたりなど、生徒がそれぞれ試行を繰り返してプログラミングを楽しんでいました。
次回はアナログデータの取得・処理を学習する予定です。その後、班ごとに課題を設定し、それを解決するためのIoTプログラミングに挑戦していきます。
スーパーサイエンス講座「答えがないから面白い~探究・研究の意義&研究プロセスと学びの技法~」
9月12日(火)、これからいよいよ探究活動の実践に入る1年生が、共愛学園前橋国際大学の大森昭生学長よりご講義いただきました。探究の意義や研究の方法に加え、社会の課題についても学ぶことができました。「Society5.0の次は何ですか?」「数ある中で大森学長がヘミングウェイを研究されようと思われたのはなぜですか?」「ChatGPTを研究に使ってもよいですか?」といった質問に、さらに深掘りされたお話を伺うことができました。
群馬県SSH等合同成果発表会に参加しました
9月9日(土)に行われた「令和5年度群馬県SSH等合同成果発表会」で、理科部物理班、地学班から3組が発表を行いました。大学の先生や他校の生徒との活発な質疑応答は、今後研究活動を進めていく上で大変参考になりました。
SSH生徒研究発表会@神戸
8月8日(火)から8月10日(木)にかけて、神戸で行われるSSH指定校による研究発表会へ参加してきました。
自分たちの発表もさることながら、全国の高校生の発表や質疑応答に大きな刺激を受けてきました。
探究Ⅱ「データサイエンス講座」
本日、データサイエンス講座として、2名の講師をお招きし、第2学年を対象として講義をしていただきました。
暑さ厳しい中でしたが、生徒は熱心にメモを取りながら講師の話を聞いていました。
ところどころ生徒同士の話し合いを挟み、わかりやすくデータやアンケートの扱いに関する基本をお話ししていただきました。今後の探究活動をする上で大変参考になりました。
第1回SSH海外オンライン研修
アクロン大学(米国 オハイオ州)の教授でポリマーの研究者である三好利一先生によるオンライン研修を行いました。今回は、遠くサウジアラビアからのリモートで講義でした。桐高出身の先生がアメリカで活躍されるまでのいきさつや、日米における研究生活の違い、研究を続けるために必要なチャレンジ精神など、これからの学習や進路決定のヒントになることをたくさん教えていただきました。第2回は12月、アメリカからの予定ですが、今から楽しみです。
探究Ⅲ口頭発表会
第3学年の代表班による発表が行われました。発表者は、これまでの研究の成果を対面で1,2年生に伝えることができました。指導助言者としてお招きした群馬大学の大澤研二先生、弓仲康史先生、共愛学園前橋国際大学の張信愛先生、唐音啓先生からは、改めてテーマ設定の大切さや研究の進め方、資料や情報の扱い方等をご指導いただきました。先生方のご指摘や鋭い質問に、新しい課題を多く見つけることができました。1,2年生はこれからが本番です。今日学んだことを糧として頑張ります。
桐生市役所意見交換会
本日、15:10~16:00において桐生市役所の方々と意見交換会を行いました。
桐生市は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて優れた取組を提案する都市として、令和5年5月22日付で国(内閣府)から「SDGs未来都市」に選定されました。令和5年度は、本市を含む28の都市が選定されました。(桐生市HPより抜粋)
生徒からMAYUの新ルートの提案がなされたり、積極的な意見が出されたりしました。
桐生市の総人口は約37年後には半減すると推計されます。将来人口の増加につながるアイディアを未来ある生徒たちと共に考えていけたらと思います。
テーマ検討会
5月23日(火)の5・6限は、各領域ごとに大学から講師をお招きし、テーマ検討会を行い、ご助言をいただきました。
今回の検討会では、これまで決定した各班の研究テーマ、課題設定の理由、調査方法などを発表し、生徒同士で質疑応答をしました。
事前に発表すべき内容を暗記し、練習を重ねていても大学の教授を前に発表するということで、とても緊張している姿が見られました。人前でプレゼンテーションをすることの難しさを改めて知ることができました。
最後に各講師より、講評をいただき、プレゼンテーションの基本から専門的なアドバイス、多面的なアプローチを提案していただくことができました。
今回の検討会を通して、さらに深まった研究になることを期待しています。
MAYU班の様子
2学年・探究Ⅱ「MAYU領域」において、群馬大学大学院理工学府教授の天谷賢児様、群馬大学大学院理工学府准教授の野田玲治様、株式会社シンクトゥギャザー代表取締役社長の宗村正弘様、株式会社桐生再生の登丸貴之様にお越しいただき、電気自動車の活用を軸とした地域活性化に向けた講義をしていただきました。
生徒たちは、環境やエネルギー、MAYUの基本構造、地域活性化に向けたMAYUの活用の事例についての講義を受ける中で、自分たちの研究に向けた意欲を高めていました。
MAYUの試乗では、「スピードが速すぎず、外との一体感があるので手を振りたくなる」、「窓がないから風が気持ちいい」、「席が近くてコミュニケーションがとりやすい」などの感想がありました。
今後、予定されているテーマ検討会に向けて、議論していきます。ありがとうございました。
R5.04.18 2年 探究Ⅱ
2年生探究が本格的に始まりました。
1年生の探究とは違い、各クラスの生徒が10の分野に分かれて、1年を通して探究を深めるテーマ決めを行いました。
先行研究の有無やデータが手に入るかどうか、などの観点から検討していました。
テーマ設定の難しさを感じながら、担当の先生との対話を通して学びを深めていました。
スクールサミットに参加しました
4月9日(日) G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合機運醸成事業「スクールサミット」がGメッセ群馬で開催され、3年生3名が発表してきました。テーマは「MAYU(低炭素スローモビリティ)の活用」です。またとない機会に、生徒会や一緒にMAYUについて研究してきたメンバーも駆けつけ、それぞれ意見を発信してきました。有識者の方や群馬大学の留学生からアドバイスをいただく等、大変意義深い時間をもつことができました。
1学年 探究基礎Ⅰ 情報科学講座
3月2日(木)の6限の探究基礎Ⅰの時間に情報科学講座を実施しました。
近年、目まぐるしく進歩しているAIやデータサイエンスなどの情報技術を背景に新たに開講された講座です。
本日は群馬大学理工学府 茂木和宏 先生をお招きし、大学で行われている研究の紹介やそのテクノロジーの説明を行って頂きました。
問題解決の意味を生徒たちへの問いかけから始まり、機械学習の技術の進歩についての内容でした。
なぜIT技術があるのか?というテーマでは、例えば人手不足など、困っていることを安価に解決することもIT技術の役割ということなど、テクノロジーの意義についても触れました
生徒たちは思ったことや考えたことをワークシートに記入し、本日の講演で得られた気づきをまとめていました。
1学年 探究Ⅰ 校内発表会
1月31日(火)4・5限に1学年の探究Ⅰの校内発表会が行われました。
昨年度はコロナの影響により会場を分散して実施しましたが、今年度は体育館にて発表会を行いました。
群馬大学、共愛学園前橋国際大学の10名の先生方をお招きし、生徒たちの研究発表について指導・助言をいただきました。今日の発表までに1学年は、「桐生学」と題して大学等の外部の先生方をお招きし、課題解決に向けた研究活動を行ってきました。
今年度はSSH4期目の初年度であり、理数科の40名についてはプログラミング講座が行われ、プログラミングを駆使し、RasberryPiと呼ばれる小さなコンピュータや各センサを用いた研究も行われていました。
本日の発表を終え、各大学の先生からは
「プレゼンテーションを通じたコミュニケーション力が今後の探究に生きてくることや、普段の授業が自分の考えを伝える力を培うことができる基礎となる」と講評をいただきました。
また、「熱心に取り組んでいる様子が印象的。大学生さながらの内容にも関わらずしっかりと取り組み、桐生高校、そしてSSHの取り組みの大きさを感じ、今後の探究活動に期待したい」と生徒へのエールを送っていただきました。
2学年からは本研究が始まります。桐高生のさらなる飛躍に期待しています!
2学年 探究Ⅱ 校内発表会
1月27日(金)に2学年全体で探究Ⅱの校内発表会が行われました。
生徒たちが4月から主体的に取り組んできた研究の成果をポスターにまとめ、発表しました。
群馬大学と共愛学園前橋国際大学の先生方にお越しいただき、「聴衆の気持ちを考えながら話す」、「適切な数値化をする」、「質問をする前提で発表を聞く」など話す側と聞く側の両方の立場に対するご助言をいただきました。
次の口頭発表会と報告書作成に向けて引き続き頑張ります。
1学年理数科 プログラミング講座6
今年度のプログラミング講座は、本日で最後の回となりました。1~4回ではRaspberryPiやPythonの基礎、各種センサー類の扱い方などを学びました。そして前回からは、班ごとにテーマ・課題を設定し、IoT機器の組み立てやPythonでのプログラミングに挑戦しています。
プログラムの実行時にエラーが出てしまったり、センサーからデータをうまく取得できなかったりと、四苦八苦する様子があちこちで見受けられましたが、群馬大学の先生方やTAの方々の力を借りて問題が解消できたときには、とても嬉しそうに声をあげていました。また、休み時間になっても手を休める生徒はほとんどおらず、真剣な眼差しでモニタや回路をのぞき込んでいる姿が印象的でした。
講座としては今回で終わりになりますが、研究を進めた成果を1月に発表する予定です。休み時間や放課後の時間を利用して、研究を継続していくことになります。どのような成果があがるのか、とても楽しみです。
群馬大学理工学府の中沢先生、茂木先生、またTAとして補助してくださった学生の皆様、教材の作成や機器の設定、生徒への指導など、お忙しいなかご協力いただきありがとうございました。
1年理数科スーパーサイエンス講座④
はじめに熱による分子運動によって発光する仕組みについて学びました。その後、ルシフェリン(ルシフェラーゼによって酸化されて発光する
1学年理数科 プログラミング講座5
これまでのプログラミング講座では、Raspberry piに接続したセンサー類から取得したデータを、Pythonプログラミングで処理する手順について一通り学習してきました。
5回目となる今回からは、自分たちで課題・テーマを設定し、各種センサー類の接続やプログラムのコーディングを自分たちで行うことになりました。
今回はゼロの状態から、機器の接続を自分たちで行わなければなりません。そのためか、暫くの間は作業が進まない生徒もたくさんいましたが、いざ進み始めるとアイデアがたくさん浮かんでくるようで、あれこれと活発な意見交換をする様子が見られました。
これまで扱っていない機器の接続や、複数センサー類からのデータ処理など、これまでより一歩進んだ内容に挑戦しようとするグループも多く、群馬大学の先生方やTAに積極的に質問する生徒がたくさんいました。
第2回SSH海外オンライン研修【3ヵ国同時中継:アメリカ・スイス・日本】
12月3日(土)にSSH海外オンライン研修が、本校視聴覚室で開催されました。7月に行われた第1回と同じく、講師はアメリカ合衆国オハイオ州にあるアクロン大学で教授を務める三好利一(みよし としかず)博士です。三好博士は本校のOBで、母校の生徒のために時差があるにもかかわらず、ご協力いただいております。
三好博士が担当している3人の大学院生、1人の大学3年生、そして、スイスでポスドクとして研究している中国出身の女性博士Yang Yao氏にお声がけいただき、なんと3ヵ国同時中継で研修を行いました。なんとスイスの時刻は午前0時過ぎでした。Yang博士、ありがとうございました。
時差の関係で、まず三好博士はスイスで研究しいてるYang博士を紹介してくださって、Yang博士がまず講話をしてくださいました。中国の大学を卒業して、ドイツの大学で修士を取得し、そして現在はスイスで博士として活躍しています。とても柔らかい笑顔の素敵な優しい方で、大変興味深い話をしてくださいました。生徒たちが真剣に話を聞き、その後、英語で質疑応答を行いました。
次に三好博士がアクロン大学の3人の大学院生とペンシルベニア州にあるカーネギーメロン大学で勉強している3年生をオンライン上に招待してくれました。このメンバーはアメリカ、中国、そしてネパール出身で、まず自己紹介をしていただきました。その後生徒たちとゲストスピーカーの4人とブレイクアウトルームに分かれ、グループごとに、英語でやりとりをしました。生徒たちは積極的に英語で話しかけたり質問を聞いたりして、興味津々の様子でした。大変盛り上がり、大幅に時間を延長して行われました。英語で積極的にコミュニケーションをとろうとする生徒の姿はとても立派でした!
アメリカだけではなく、様々な国の出身の方々や、実際にさまざまな国での留学経験のある大学生や博士と話すことができ、「カルチャーショックの経験はありましたか」とか「留学したときに何が一番大変でしたか」などの質問を聞いて、海外に興味がある生徒が現実的にイメージでき、とても貴重なアドバイスをもらうことができました。「この話を聞いて、自分も世界で活躍したい!」と思った生徒が何人もいることでしょう!実際に海外で研究することを考えている生徒もおり、三好博士やYang博士から、「そのときはうちの大学がリクルートします!」と言っていただきました。
コロナ禍でなかなか海外研修は難しい状況ですが、この経験ができて、生徒たちの視野が広がったと思います。これからの生徒の行動に変化が起こり、行動が変わり、将来、世界を舞台に活躍できることを期待しています!
三好博士に厚くお礼を申し上げます。このきっかけを作ってくださって、本当にありがとうございました。Yang博士、真夜中にもかかわらず、ワールドカップの話やスラムダンクや名探偵コナンの話まで混ぜながら、海外で研究することの楽しさを伝えてくださり、ありがとうございました。アクロン大学等に通う大学生、大学院生のみなさん、たのしい英会話のお相手をありがとうございました!
また、来年度(令和6年度)も三好博士のご協力でSSH海外オンライン研修を行います。来年はどのようなゲストが登場し、どのような研修になるのか楽しみです!
小学校出前授業
2年生探究のMAYU領域の12名が、桐生市立北小学校と桐生市立西小学校で「私たちの力で地球温暖化を防止しよう」というタイトルで出前授業を行いました。桐生市と群馬大学などが連携し市内を運行している低速電動バスMAYUに小学生と一緒に試乗し、MAYUの魅力や自分たちにできる環境保全について考えました。ひたむきに耳を傾け、独創的なアイデアを次々生み出す小学生の皆さんから教わることも多く、貴重な時間を共有することができました。
1学年理数科 プログラミング講座4
今年度第4回目となる、1年理数科対象のプログラミング講座の様子です。前回に引き続き、アナログ信号をデジタル信号に変換して処理することに取り組みました。
今回は主に「圧力センサー」と「加速度センサー」から取得したデータの処理に挑戦しました。また「サーボモーター」の接続も体験しました。
圧力センサーの接続では、前回の照度センサーの処理を応用してLED点灯から始めました。一つのLEDのON・OFFができた生徒は、3つのLEDを接続して圧力に応じて点灯パターンを変えたりすることにも挑戦しました。
講座としては、今回で最後となります。次回からはいよいよ自分たちでテーマ・課題を設定し、これまで学習した内容を踏まえてIoTプログラミングに挑みます。どのようなアイデアが出てくるのか、どんなプログラミングを駆使した成果物を制作し、課題解決できるのか、今から楽しみです。